【要約】
・引き渡し開始: 政府が放出する備蓄米の受け渡しが始まり、61社から22万トンの申し込みが確定しました。北海道内の業者への引き渡し時期は未定です。

・流通の課題: 精米や輸送の状況によって、消費者へのスムーズな供給が難しい可能性があります。特に精米能力が鍵となります。

・販売状況: 一部業者はインターネット販売を開始し、完売相次ぐ中で、農水省は迅速な流通を目指しています。引き渡し時期に関する不安も残っています。

【コメント】
話題の備蓄米ですが、すごい速さで物事が進んでますね。賛否両論がありますが、この実行力はシンプルにすごいと思います。サツドラは精米のオペレーションや限定数などで参加しませんでした。先に契約した大手から店頭化も始まっていますが、楽天では10分で売り切れる、イオンの関東でも長蛇の列などこれだけの報道ですので予想通りすごい速さで市場からは無くなっていくでしょう。5Kgを一家庭で変えてもお子さんのいるところは1週間持つかどうかだと思うので本当に一時的ですね。進次郎さんはそれも分かっていて様々な政治的な動きだと思いますが、流通にとっては条件や早い者勝ちみたいな形で不公平感があり、ここから在庫偏在などで市場が乱れるのを懸念しています。世間の注目が集まってるのでこれをカンフル剤に本質の改革が進むことを期待します。

【要約】
・宣言内容: 釧路市長は、湿原周辺でのメガソーラー建設を望まないとし、生態系への影響を懸念しています。

・背景情報: 同様の宣言は2023年に福島市が行い、釧路市は全国で2例目となります。

・ 今後の方針: 市議会に提案する規制条例で、建設に歯止めをかける意向を示しています。

【コメント】
釧路市の「ノーモアメガソーラー宣言」は、環境保護と開発のバランスを強く意識した動きです。持続可能な地域づくりのためには、このような明確な姿勢も重要です。今後の条例制定や地域住民との対話にも注目ですね。

【要約】
・新しいホテル：中標津や八雲などの町村部で、ビジネス客向けのホテルが続々と開業。特に工事関係者や出張客を意識した施設が増えています。

・工事需要：北海道新幹線の延伸や新工場建設に伴い、宿泊需要が高まっています。企業の拠点撤退も影響し、出張利用が見込まれています。

・観光とビジネス：観光利用も期待されており、長期滞在者向けの設備を整えたホテルも登場。地域経済の活性化に寄与する動きが進んでいます。

【コメント】
工場建設や新幹線延伸工事の“作業員インフラ”が先に整う構図。元々、地方はニーズがあっても宿泊施設不足を抱えるところが多いが先を見越すとなかなか投資に踏み込めないというニワタマ問題がありましたが、これをきっかけに観光・ワーケーションへスムーズに転換できれば地域に残るお金も大きくなります。ホテルだけでなく、飲食・コインランドリー・長期滞在型スーパーなど、二次消費の受け皿が鍵ですね。

【要約】
札幌市北区の百合が原公園で新たな集客交流施設「リ・リ・リ」が建設中。秋に開業予定で、地域活性化を目指しています。
・施設概要：民間事業者による集客交流施設で、飲食店や交流スペースを含む387平方メートルの木造平屋。

・地域連携：地元の特別目的会社が運営し、豊明高等支援学校との協定により生徒が接客を担当する予定。

・パークPFI制度：市が初めて導入した公募設置管理制度で、駐車場整備も含まれ、自治体の費用負担を軽減。

【コメント】
林さんはじめ多くの経営者仲間が携わるこのプロジェクト。とてもチャレンジングなパークPFIになりそうです。どんぐり×丸美珈琲タッグもあります。支援学校の生徒が接客に参加する設計も素敵で、「学び・働き・憩い」を一体にするインクルーシブな公園づくりのモデルになりそう。PFIは“作って終わり”になりがちですが、民間のファンづくりの視点があれば息の長い事業になります。

【要約】
・M&Aの実施：北海道新聞社は、初めての企業合併・買収を通じて、イー・シーの全株式を取得しました。

・シナジー効果：新聞社のネットワークとイー・シーの運営ノウハウを活用し、イベントや観光事業の発展を目指しています。

・新体制：イー・シーの社長が退任し、北海道新聞社の寺町誠志部次長が新社長に就任しました。社員27人もそのまま引き継がれます。

【コメント】
ずっと一緒にプロジェクトを共にしてきた北海道新聞寺町さんが社内独立です。
元々寺町さん個人に事業承継として打診が来てた話を北海道新聞としてM＆Aをしての承継となった形です。スーパーサラリーパーソンから経営者への転換で素晴らしいチャレンジです。北海道新聞社としてはMICE運営企業を買収するという動きは、道内のイベントや観光事業を一層強化する布石になります。地域の強みを生かしたビジネス展開が可能になり、新聞社としても新たな収益源の確保につながります。北海道経済の底上げの寄与にも期待したいです。

【要約】
・シーズン概要：30試合を戦い抜き、充実感と寂しさが交錯する中で、バスケへの愛を再確認しました。

・試合結果：「Desert ShowCase Basketball」では初戦突破も2回戦敗退。「Cactus Showcase」では準優勝を果たし、良い経験を得ました。

・チームメートとの絆：FLOとのトレーニングを通じて、シーズン終了後もバスケ仲間としての絆が深まりました。

【コメント】
我らがえぞ財団編集長「松田鋼季」のチャレンジ日記です。日本人、最長でのアメリカプロリーグでの今季のプレーが終了しました。NBAを目指しての彼の挑戦はまだ続きます！

【要約】
・人口動向：室蘭市は7万4107人、岩見沢市は7万3514人。10年前の差は約4000人から593人に縮小。

・逆転予測：このままのペースで減少が続けば、2027年春には岩見沢市が室蘭市を抜く可能性が高い。

・原因分析：室蘭市は製鉄業の衰退や若年層の流出が影響し、年間約1500人のペースで人口が減少中。対策として就職促進イベントを企画。

【コメント】
室蘭市が岩見沢市に人口で抜かれる可能性が出てきました。といっても人口減はどこも同じでそれを競っても仕方がありません。例えば、室蘭は高専・工大と連携した「港湾×ものづくりリスキリング」、岩見沢は農業DX・短大付属高等教育の“学生誘致”など、縮小を競うより特色を出しての産業づくりが命題ですね。

【要約】
・空港ターミナル: 現在のターミナルビルを壊し、新たに建て替える案と増築案を検討中で、更新後は床面積が約2倍になります。

・利用者数の増加: 昨年度の利用者数は初めて50万人を突破し、新規航路の就航やインバウンドの増加が影響しています。

・未来計画: 札幌市は滑走路の延伸やターミナルビルの更新を進め、年間利用客数を現在の2倍にすることを目指しています。

【コメント】
以前から取り上げている丘珠空港ですが、大きなポテンシャルのもと順調に伸びていってます。50万人→100万人を狙うなら、滑走路延伸と合わせて「都市近接×小型ジェット」のハブに磨きをかけたい。個人的には顔認証・手ぶら搭乗の実証拠点にして、道内—東北—北陸の短距離多頻度ネットワークを実現すると面白い。

【要約】
・売上高の変化：道内主要百貨店4店の4月の売上高は前年同月比で3.0％減の110億4500万円。大丸札幌店と札幌丸井三越では訪日客売上高が3割以上減少。

・訪日客の動向：訪日客数は減っていないが、高額商品から低価格商品の関心に移行しているとのこと。大丸札幌店では訪日客の売上が33.1％減、札幌丸井三越では37.3％減。

・円高の影響：円高傾向が進行し、4月の円相場は1ドル＝145円前後。消費意欲の低下も影響しており、状況は当分続く見込み。国内客の売上は増加傾向にあります。

【コメント】
百貨店で円高トレンドで“まとめ買い時計”が止まり、訪日客のカゴ単価が3割減。この辺は為替も乱高下しているのでこれからのトレンドはもう少しみないという感じですね。コロナ前に比べれば円安トレンドに変わりはないので。

【要約】
・ガソリン価格：道内平均小売価格は177円40銭で、全国平均は177円60銭。両者ともに5週連続で値下がりしています。

・補助金制度：補助金は毎週段階的に増加し、6月中旬までに上限の10円に達します。これにより、さらなる値下がりの可能性があります。

・灯油価格：灯油の道内平均配達価格は129円70銭で、こちらも前週より2円50銭安くなっています。

【コメント】
補助金が上限10円まで拡大する見込み。物流・観光業には一息ですね。ガソリンは米と並んで消費マインドに大きな影響を与えるので期待したいです。ただ根本はトリガー条項解除で一時的ではない安心感を与えて欲しいです。

【要約】
・経営統合の目的: 商品の調達力強化や配送効率化を図り、競争力を向上させることを目指しています。

・株主の反応: 一部の株主は企業価値の過小評価を懸念し、反対意見もありましたが、賛成票が多数を占めました。

・今後の展望: 統合により、東南アジア市場への展開も加速させる考えです。

【コメント】
実際の株主総会では報道のあるほど荒れるものではなく粛々と決議が進んだようですね。当初はまだ2年ほどかかるというこれほど大きな経営統合がこの速さで進んだのはある意味驚きです。サツドラと同じ北海道出身企業でありながら、業界のトップランナーのツルハさんがさらに大きな資本での経営統合という事で時代の大きな流れを感じます。これからはイオングループとしてIDやPay、ポイント、PB商品、システム統合など大きな力での経営という事になると思います。
サツドラとしては地域プラットフォームとして自分たちにしかできない価値を追求して行きたいと思います。

【要約】
・買収計画：アインHDは「さくら薬局」を約1000億円で買収し、2030年に連結売上高を7000億円に引き上げる目標を掲げています。

・財務状況：これまで無借金経営でしたが、M&Aに伴い有利子負債が増加する見込み。低金利での資金調達が期待されています。

・市場展望：調剤薬局市場の占有率は6%強で、大型M&Aの機会は限られていますが、中堅チェーンの買収機会は依然として存在します。

【コメント】
無借金経営から一転、有利子負債1000億円規模へ。守りから攻めに舵を切る本気度が伺えます。統合後は在宅・オンライン診療との連携を深め、ドラッグストア大再編も意識した経営を目指すのでしょう。

今週は以上です！

気になったニュースはえぞ財団Facebookグループ「団員秘密基地」のスレッドでコメントをお願いします！団員の皆さんでニュースを斬りながら、一緒に行動につなげていきましょう。

👇富山浩樹のプロフィールはこちら
https://note.com/tomiyama_hiroki/n/n12dbe768b946