https://mainichi.jp/articles/20250524/k00/00m/010/136000c


【要約】
・ 面会内容：小泉農相は北海道内のコメ生産者と初めて面会し、高騰するコメ価格について意見交換を行いました。

・政策提案：コメの異常な高騰が続くと「コメ離れ」を加速させる可能性があるため、販売価格を下げる必要性を強調しました。

・記念撮影：面会後、小泉農相は生産者たちと記念撮影を行い、彼らの理解を得られたことに喜びを示しました。

【要約】
小泉農水相が政府備蓄米の販売計画を発表しました。5キロ当たり2千円での店頭販売を目指し、まず30万トンを放出する予定です。

・販売価格：5キロ当たり2千円で、全国の大手小売業者を通じて販売予定。輸送費は国が負担します。

・放出量：最初に30万トンの備蓄米を放出し、需要に応じて無制限に追加放出する考えです。

・流通計画：6月上旬から店頭に並ぶよう手続きを進めており、消費者への迅速な供給を重視しています。

【コメント】
連日のテレビ報道が加熱している「コメ」問題ですが、小泉進次郎大臣が急遽来札され地元小売業、農家の方々との会合の機会を持ちたいという事で私もお声がけいただき参加してきました。その時の記者囲みの時にたまたま大臣の後ろのポジショニングだったので全国放送でSSPかの如く背後にいる様子が何度も映る事になってしまい、色々な方からメッセージをいただきました笑。
その会合ではアークス横山会長やコープさっぽろ大見理事長や卸売業、農家の方々など8名で行われました。最初はメディアが入り、その後退出していただき約40分間の談話の後で記者の方が入り取材という形です。前日に急遽、出席の打診があり事前に意見書をまとめて提出。当日は1人約 2分間話をした後での大臣からの受け止めというようなスタイルです。雰囲気としてはさすが場を作るのが上手く、フランクかつ率直な物言いで皆さんと会話をしていただきました。会うと好きになってしまうと言われてたのが分かります。
内容的には報道でもあるような5Kg2000円での流通価格を備蓄米の随意契約や直接のルートでの流通経路でスピードを持って実現していきたいというもので、従来あった備蓄米をのちに返却するのではなく、今ある備蓄米はある意味ほぼ全て吐き出してもいいという考えでした。東日本大震災の時でさえ4万トンぐらいしか使わなかった、今の方が非常事態という捉え方です。
あとは北海道の流通量と価格は本州ほど深刻ではないという現状にも驚かれていました。生産が北海道が最大なので必然的に本州ほど小売の棚はガラガラではないですし、平均価格もこれでも全国1、2位で低く抑えられています。やはり北海道は日本の食糧基地だという事を改めて感じるとおっしゃってました。
今回の施策は短期的には価格抑制につながり、スピードを持った応急処置の施策としては納得感があり、小泉さんの行動力を感じます。
あとは中長期的な抜本対策としては、減反をやめ、自由化を促進して株式会社も含めた大規模化を進めていくしかないと思います。中小零細とそれを支えるJAさんも重要ですが、そこに補助金をつけ続けるのではなく、他の農業酪農と同じようにもっと自由競争にさらして強くしていくべきです。
価格の統制も一時期だけなら出来ますが、基本的に市場が決めるものに逆らうことは出来ません。

【要約】
・価格上昇：5月5～11日のコメの平均価格は4268円で、前週比54円高。前年同期比では2倍の水準です。

・銘柄米とブレンド米：銘柄米は69%、ブレンド米は31%を占め、両者ともに前週比で値上がりしています。

・備蓄米放出：農水省は価格高騰を抑えるため、7月まで毎月10万トンの備蓄米を放出する計画です。

【コメント】
上記でも書きましたが、北海道の平均は3700円程度で抑えられていますので全国よりはかなり低いです。ただそれでも昨年は2000円前半とかだったので消費者の値上がり感は大きいでしょう。

【要約】
・イベントの見直し: 陸上自衛隊は訓練時間の確保を理由に、雪まつりの大雪像を1基に削減することを決定。これにより、冬の観光イベントのあり方が再考されています。

・気候変動の影響: 温暖化の影響で少雪が続く中、札幌市は27年度以降の雪まつりのあり方を見直す方針を発表。環境負荷や安定的な財源確保が重要な論点となっています。

・人手不足の懸念: 自衛隊以外の団体も人手不足に直面しており、民間での代替雪像製作は難しいとの声が上がっています。市長は「持続可能な体制をどうするか」が課題だと述べています。

【コメント】
自衛隊もかなり人手不足というのを聞いています。そのために数年前に定年も延長しました。この後の報道で北洋銀行さんが制作に名乗りを挙げているようですが、持続可能なやり方はイベント全体で抜本的に見直す時期に来ていますね。
これだけの集客するコンテンツになり、インバウンドも増えているので従来のやり方ではないアイデアは多々ありそうだと感じます。上川の流氷まつりなどは厳しいながらも海外のスポンサーを集めていました。クラファン的な要素も込めてたり、作業も熟練しかできないと決めつけずにエンタメ化する方法もあるのではとも考えてしまいます。あり方の会議自体をオープン化してプロセスもエンタメ化して巻き込むのもどうでしょう。それらをやるためには行政でやる部分と民間に委託する部分の区分けも再考が必要ですね。

【要約】
・ロゴマーク：生産者たちが考案した新しいロゴマークを通じて、北海道和牛のブランド価値を向上させることが期待されています。

・協力：井上登会長と鈴木直道知事が共にこのプロジェクトに取り組んでおり、地域の連携が強化されています。

・目標：北海道和牛の認知度を高め、消費者にその魅力を伝えることが最終的な目標です。

【コメント】
北海道木材をアピールする「HOKKAIDO WOOD」もよく目にするようになりましたが、このように面にしてブランド化していくのは必要ですね。

【要約】
・新設法人数：2024年に道内で新設された法人は4907社で、前年比1.4％増加。これは08年の統計開始以来、最多となりました。

・業種別動向：飲食料品や機械器具の需要が伸びた卸売業が21.4％増（164社）で最も増加率が高く、不動産業も10.9％増（527社）と続いています。

・倒産件数の増加：2024年の倒産件数は前年比4.1％増の280件となり、再就職や起業支援が必要とされています。

【コメント】
スタートアップの文脈だけではなく、ローカルではこのように新規法人がどんどん増えていくのは非常にいいことですね。その分コロナ後で倒産件数も増えていってますので新陳代謝が上手く進むのがいいと思います。

【要約】
・新理事長就任：長野実氏が新理事長に選任され、石井純二氏は顧問としてサポートします。長野氏は金融業界での豊富な経験を持つ65歳です。

・GX推進：石井氏は、札証がGX（グリーン・トランスフォーメーション）推進において重要な局面にあると強調。長野氏はこの分野での責任者として適任とされています。

・未来志向の戦略：長野氏は、北海道の産業構造転換の機会を捉え、金融資産運用特区を活用したアジアの金融センター実現を目指す意欲を示しました。ESGやGXを意識した戦略の明確化も求めています。

【コメント】
石井さんの体調不良により早期の交代との事です。ここでも何度かコメントしてますが、札証は取引額の90％以上がライザップさんで、昨今の株式市場の動きを見ても、早期に特色を出していかないと地方の証券取引所の存在価値がどんどん失われていきます。大胆な変革を期待したいです。

【要約】
・イベント概要：全国から選ばれた12人の起業家が参加し、それぞれ5分間でビジネスプランを発表しました。

・参加企業の例：「キシブル」は、バーチャルリアリティー技術を用いて人手不足解消を目指し、医療での活用事例を紹介しました。

・次回開催地：次回は大阪で開催される予定です。起業家たちの成長が地域や業界に良い影響を与えることが期待されています。

【コメント】
私も所属する経営者団体「EO」のアクセラレーターブログラムの全国での大会が札幌にて行われました。どれも本当に素晴らしいプレゼンとチャレンジで、このような大会を見て私を含めて刺激を受ける人は多いと感じます。
北海道代表のキシブルさんもすごいポテンシャルを感じます。
EOではこのようなチャレンジを強力に後押しするプログラムを用意してるのでぜひ興味のある方は問い合わせください！

👇北海道代表のキシブルさん
札幌でVR制作の相談なら-キシブル
https://stdvisual.com/

👇EO Hokkaido インキュベーションプログラム
EO Hokkaido
https://eohokkaido.org/incubation-program/

【要約】
・成長の軌跡：2022年に1号店をオープンし、3年で4店舗に拡大。2025年3月期の売上高は約1億円に達する見込み。

・接客重視：客との会話を大切にし、居心地の良い空間を提供。クーポン付き名刺やSNS活用で顧客とのつながりを強化。

・海外展開：メキシコへの進出準備中。成功すれば米国にも挑戦し、世界的な外食企業を目指す。

【コメント】
こちらもEOインキュベーションプログラムに参加している「ICHI」の盛さんです。非常にアグレッシブに若者らしい捉え方でラーメン事業をやっています。マーケティングプランもしっかりとしていて、従来の札幌ラーメンに捉われずに他が狙ってないポジショニングを意図的に作りにいってます。海外も視野に入れており非常に楽しみです。そしてシンプルに美味い！

👇「ICHI」インスタ。ぜひ一度行ってみてください！
https://www.instagram.com/ramen_ichi_?igsh=MWc0ZG5rcHEwenhleQ==

【要約】
・供給予備率：8月の供給予備率は7.6%で、安定供給に必要な3%を上回る見込みです。

・気象条件：過去10年で最も暑い気象条件を前提に、7月は8.2%、9月は10.1%の予備率が予測されています。

・需給実績：昨冬の電力使用量が最も大きかった1月17日午前9時の予備率は15.7%でした。

【コメント】
数年前には小売などにも節電要請がきましたが、今年は安定供給できそうな見通しで、安心ですね。

【要約】
・販売額の変動：3月の百貨店は前年同月比0.1％増、ドラッグストアは9.1％増。対照的に、スーパーは1.9％減少し、買い上げ点数が減っています。

・消費者行動：物価高騰により、低価格帯の商品への移行が見られ、買い上げ点数が伸び悩む店舗もあります。

・鉱工業生産：鉱工業生産動向指数は前月比1.6％増の96.0となっています。これは経済活動の一部回復を示唆しています。

【コメント】
インバウンドがない国内消費は厳しい状況です。消費マインドは3、4月と大きく下がっていると感じます。この中でいうとコンビニさんも結構インバウンド比率が上がっているようですね。

今週は以上です！

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