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『サッポロHDの不動産事業、ファンドに4770億円で売却 ファクトリーも対象』ほか【ピックアップTommy12月29日号】

『サッポロHDの不動産事業、ファンドに4770億円で売却 ファクトリーも対象』ほか【ピックアップTommy12月29日号】

えぞ財団 2025年12月29日

こんにちは!えぞ財団発起人の富山です。 早いもので2025年も今週で最後となります。皆さんすでに仕事納めをした方も多いのではないでしょうか。ピックアップTommyもお世話になりました。 今年も本当に沢山の出来事がありましたね。高市政権が発足して日本も大きく変わっていく期待をしている方も多いのではないでしょうか。 2026年はどんな事が待ち受けているのか。またこちらでもピックアップしていきます。よろしくお願いします。 それではどうぞ!

【北海道ニュース】サッポロHDの不動産事業、ファンドに4770億円で売却 ファクトリーも対象


【要約】

  • 不動産事業を4770億円で売却
    サッポロHDは、不動産子会社サッポロ不動産開発の全株式を米KKRなどの投資ファンド連合に売却する。譲渡額は4770億円で、2029年6月までに3段階で実施する。

  • ファクトリーは対象、ビール園は維持
    サッポロファクトリーやホテル創成札幌はファンド傘下に移る一方、サッポロビール園とビール博物館は売却対象外とし、サッポロビールが引き続き保有する。

  • 酒類事業に経営資源を集中
    売却資金の3千億~4千億円を国内外の酒類事業強化に投資。あわせてサッポロHDは26年7月にサッポロビールを吸収合併し、酒類事業を中核とする体制へ移行する。

【コメント】
ついに決まりましたね。サッポロビール園とビール博物館は引き続きサッポロビールさんが保有されるという事で安心しました。大事な北海道の文化資産ですからね。そしてその他のサッポロファクトリーなどは今までビール事業がありながらで投資しづらい部分があったと思うので、逆に変わっていく事に期待したいですね。立地的にはまだまだ伸び代があると思うので。楽しみです。

【北海道ニュース】札証がプロ投資家向け新市場「Sapporo PRO Frontier Market」、2026年春開設


【要約】

  • 札証がプロ投資家向け新市場を26年春に開設
    札幌証券取引所は、機関投資家向けの新市場「Sapporo PRO Frontier Market」を2026年春に開設する。東証・福証に続く国内3例目で、スタートアップの成長支援と北海道経済の活性化を狙う。

  • 上場ハードルを下げ、最短2年で上場可能に
    審査は札証が委託するS-Adviserが担当し、申請から最短10日で上場承認。監査期間は1年、四半期開示や内部統制報告書の提出は任意とし、上場準備期間を通常5年から約2年に短縮する。

  • アンビシャス・本則市場への「登竜門」機能を強化
    新市場は未上場企業が将来、アンビシャス市場や本則市場へ進むための中間ステップとして位置付けられる。年間2社程度の上場を想定し、S-Adviserが上場後も経営支援を行う。

【コメント】
東証のガバナンスコードがどんどんと厳しくなる中で、スタートアップがIPOのしずらい環境が続くと活性化からは逆行していく話にもなります。大事なのはIPOよりもその後に持続的な成長が出来るかなのでそこもサポートしていける市場づくりも必要でしょう。この市場である意味、上場企業としてのガバナンスを練習していく形にもなると思うのですが、それがその企業の成長に寄与する選択なのかは見極めが必要ですね。

【北海道ニュース】豊富町、固定資産税収が急増 22年度2億円→25年度13億円見通し 風力発電や蓄電池稼働で



【要約】

  • 風力・蓄電池整備で固定資産税が急増
    豊富町の固定資産税収は、2022年度の約2億円から急伸し、2024年度に10億円超、2025年度は13億円超の見通しとなった。相次ぐ風力発電所や蓄電池設備の稼働が主因。

  • 道内有数の税収規模に成長
    道内最大級の陸上風力発電所や蓄電池、水素製造プラントの稼働が続き、税収規模は厚真町など火力発電所を持つ自治体に匹敵。町村別では道内上位に入る水準となった。

  • 自然条件を生かしたGX投資が後押し
    良好な風況や豊富温泉地区の天然ガス資源が評価され、企業のGX関連投資が集中。町長は「地域資源を生かした取り組みが税収増につながった」としている。

【コメント】
人口約3,800人規模の町で、固定資産税が 2億→10億→13億円超 まで跳ね上がるのは凄いですね。風況・天然ガスという“地理的に動かせない資産”を、風力・蓄電池・水素・CNTといった次世代エネルギー産業に変換できたことが勝因です。これからの町は何かに特化して産業クラスターを作っていけるかどうかだと思います。

【北海道ニュース】中国客依存からの脱却が奏功 渡航自粛から1カ月 北海道観光への打撃限定的 関係悪化長期化には懸念も


【要約】

  • 中国渡航自粛の影響は限定的
    中国政府の渡航自粛から1カ月が経過し、航空便の運休や団体ツアーのキャンセルは出ているものの、北海道観光全体への打撃は深刻化していない。訪日客数は前年同月比で増加し、現場からも「大きな影響は感じない」との声が多い。

  • 中国客依存の低下と客層多様化が奏功
    道内の中国・香港客比率はコロナ前より大きく低下し、全国平均よりも依存度が低い水準。東南アジアなどへの誘客や、団体旅行から個人旅行への移行が進み、リスク分散が進んだことが耐性強化につながった。

  • 関係悪化の長期化には警戒感
    一方で、冬の繁忙期や春節を控え、中国との緊張が長引けば影響拡大の懸念もある。専門家は、多地域からの誘客を続けつつ、中国市場との関係維持に向けた外交努力の重要性を指摘している。

【コメント】
サツドラでの直近の動きを見ても中国からの個人客は減っていないどころかむしろ増えてるのではとも感じます。(これは締めて数字を見てみてですが)経済的打撃ガーというメディアや識者も多いですが、どのようになっても偏在はあるのでトータルでどうかで判断するべきですね。いずれにしても多様化が必要ですし、進んでいると感じます。

【北海道ニュース】AWLのAI、火災検知システムに搭載 デンソー北海道に提供


【要約】

  • AWLのエッジAIを火災検知に活用
    北海道大学発スタートアップのAWLは、端末側でAI処理を行う「エッジAI」をデンソー北海道に提供。工場向け火災検知システムに搭載し、煙や温度の検知速度と精度を高めた。

  • 軽量・無線センサーで誤作動も半減
    デンソー北海道は重さ約50グラムの新型火災検知センサーを開発。無線対応で設置が容易なうえ、従来型に比べ誤作動は約半分に抑えられる見込みで、早ければ2026年にもグループ会社へ展開する。

  • 製造業向けAI活用を拡大へ
    半導体工場では空調の影響で従来検知器が機能しにくい課題があった。小売向けAIに強みを持つAWLは、今回の実績を足がかりに、工場の安全管理など製造業分野での採用拡大を狙う。

【コメント】
サツドラも創業フェーズより出資しているAWLですが、AIスタートアップではもうすぐ10年と老舗になってきました。その中でフィジカルAIと呼ばれるリアルな現場で使われるAIが注目されてきています。人間の目視を代替する機能はこれから大きな市場になると感じています。

【北海道ニュース】(海峡を越える)Next青函(上) 北の観光「黄金ルート」へ 多様なアクセス「海遊」促す



【要約】

  • 青函一体で「北のゴールデンルート」形成へ
    北海道新幹線開業10年を機に、青森と函館が連携し「青函経済圏」の形成を推進。冬季観光の底上げや周年キャンペーンを通じ、観光・交流の拡大を狙う。

  • 新幹線+空路・海路で周遊型観光を強化
    新幹線に加え、フェリーや航空機を組み合わせた多様なアクセスを活用。訪日客向けに「イーストジャパン・ゴールデンルート」を打ち出し、青函周遊の魅力を発信する。

  • 地域連携と体験型企画で集客拡大
    函館と弘前の共同イベントや、函館―大間の日帰りフェリー企画など交流事業が進展。「海峡を海遊する観光」を軸に、北日本の新たな定番ルート確立を目指す。

【北海道ニュース】(海峡を越える)Next青函(下) 生活・経済、歴史的つながり 人口減に挑む運命共同体


【要約】

  • 生活・経済で深く結びつく青函地域
    青森と函館は歴史的に人の往来が多く、商圏としての一体性が強い。新電力や医療などで道県境を越えた事業展開が進み、新幹線による近さが経済活動を後押ししている。

  • 人口減に向き合う「運命共同体」
    医療連携や金融機関の広域支援、高大連携など、人口減少という共通課題に協力して対応。下北と函館を結ぶフェリーは生活・防災の要で、青函を一体で支える基盤となっている。

  • 交流は活発、経済波及が今後の課題
    文化・教育・スポーツ交流は盛んだが、地域全体の経済活性化には十分つながっていない。観光に加え、企業や経済人が同一商圏として動く仕組みづくりが求められている。

【コメント】
青函新幹線開業10年は、次の一手を考える節目にしたいですね。1時間で行き来できる距離は観光だけでなく、医療や教育、ビジネスの連携を現実のものにしている一方で、その近さや価値はまだ十分に伝わっていないと感じます。北海道と東北を分けて売るのから、「北のゴールデンルート」として一体で設計・発信することは重要な取り組みですね。

【北海道ニュース】国産マグロ・カズノコお得 正月用、イクラなんでも高すぎ ホテルでかけ放題中止も


【要約】

  • イクラは不漁と円安で異例の高騰
    北海道の秋サケ不漁で国産イクラの供給は7~8割減、価格は前年の約2倍に。輸入品も円安と世界的需要増で高騰し、ホテルでは「イクラかけ放題」を中止する動きが出ている。

  • 代替食材や縮小対応が広がる
    飲食店や小売では北米産マス卵や粒の小さい「ミニイクラ」への切り替え、軍艦巻きの縮小などで対応。だが需要は根強く、原価高と満足度の板挟みが続く。

  • 正月向けはマグロ・サーモン・数の子がお得
    一方、資源回復で国産天然クロマグロは値上がりせず、年末の主役に。養殖拡大でサーモン、資源が安定するカズノコも価格は落ち着いており、正月の狙い目食材となっている。

【コメント】
イクラ上がってますねー。こういう時にニセイクラみたいのが出回るのですが、質の低いのが観光客にネガキャンにならないか心配です。一方で比較的お得な食材も出てきてるとの事で事業者さんが切り替えに悩まれるのも分かります。


今週は以上です!


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👇富山浩樹のプロフィールはこちら
https://note.com/tomiyama_hiroki/n/n12dbe768b946


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