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『北海道の路線価2.4%上昇 富良野・小樽の伸び顕著、札幌圏は鈍化』ほか【ピックアップTommy7月7日号】
えぞ財団
2025年7月7日
こんにちは!えぞ財団発起人の富山です。 参院選が告示されて選挙一色ですね。北海道でも自民党の苦戦が聞こえてきますが、この選挙後には色々と政局が動きそうです。やはり経済対策が大事で、実質賃金の上がらなさと物価高は切実にみんな感じてるので、その想いがどう反映されるかの選挙になるのでしょう。 それではどうぞ!
目次
- 【北海道ニュース】北海道の路線価2.4%上昇 富良野・小樽の伸び顕著、札幌圏は鈍化
- 【北海道ニュース】新千歳駐車場「値上げも選択肢」 北海道エアポート新社長、就任会見で表明
- 【北海道ニュース】江差・道の駅運営は「アイビック」 釣り、アウトドアで集客
- 【北海道ニュース】ホテルにあえて休館日 道内、働き方改善・人材不足解消へ 丸駒温泉旅館 稼働率向上、接客にも磨き
- 【北海道ニュース】北海道内景況感、13期ぶり悪化 日銀6月短観 コスト上昇で収益圧迫
- 【北海道ニュース】千歳市、中心部の容積率緩和へ ラピダス進出でオフィス需要高く 25年度中に変更
- 【北海道ニュース】札幌丘珠空港の駐車場拡張 国交省 混雑緩和へ50台分、26年度利用開始
- 【北海道ニュース】帯広中心部、にぎわい創出目指し 「藤丸パーク」報道公開 6日開業、地産品やブランドも
- 【北海道ニュース】グラフィックHD、パートナーに
- 【北海道ニュース】「中堅企業」5年間支援 政府 北海道から最大数十社 持続的な成長を後押し
- 【全国ニュース】政府、中国への輸出「回復する」 日本産の水産物輸入再開
【北海道ニュース】北海道の路線価2.4%上昇 富良野・小樽の伸び顕著、札幌圏は鈍化
【要約】
・上昇率:北海道全体の路線価は2.4%上昇。特に富良野スキー場近くは30.2%の上昇を記録。
・札幌圏の鈍化:札幌管内では上昇率が5.4%に減少。再開発プロジェクトの遅れが影響。
・観光需要:富良野や小樽など観光地は引き続き需要が高く、宿泊施設の新設も進行中。
【コメント】
富良野+30%、小樽、千歳、苫小牧の上昇も象徴的。インバウンド投資とセカンドホーム需要が道内各地に波及中。札幌は新幹線延期の影響で一時足踏みしていますが、再開発・アリーナ・MICEの波がくれば中長期では上昇トレンドだと思っています。不動産的には今が仕込み期ですね。
【北海道ニュース】新千歳駐車場「値上げも選択肢」 北海道エアポート新社長、就任会見で表明
【要約】
・新社長の意気込み:山崎雅生氏が新千歳空港の混雑緩和策として「値上げも選択肢」と表明。
・路線誘致の戦略:国内外の航空路線誘致を目指し、東アジア以外の路線拡大に意欲を示す。
・業績報告:2025年3月期に営業損益が27億4200万円の黒字、初の営業黒字を達成。
【コメント】
国交省で7空港一括民営化を仕込んだ張本人の山崎新社長。価格をテコに“需給をデザインする”発想はまさに民間感覚。料金調整は手段であって目的ではなく、ダイナミックプライシングや千歳市内シェアパーキング連携、往来データを使った渋滞対策まで一貫して仕組み化できるか注目。観光・ビジネスの動線再設計にも期待です。
【北海道ニュース】江差・道の駅運営は「アイビック」 釣り、アウトドアで集客
【要約】
・事業者選定:札幌の釣り具卸「アイビック」など10社で構成される事業体が運営を担当。地場産品を活用した商品開発やスポーツ教室を開催予定。
・ 施設概要:鉄骨造りの2階建て、延べ約1900平方メートル。子ども遊戯室や飲食スペース、コインシャワーなど多様な設備を整備し、津波避難場所としても機能。
・地域イベント:サッカー教室やコスプレフェスなど、地域の魅力を引き出すイベントを通年で開催し、訪問者の集客を図る。
【コメント】
サツドラグループでまちづくりの取り組みを先鋭的にやらせていただいており、今回のプロジェクトにも参画しています。EZOCA連携が100%超ですでに“地域経済循環”は基盤として整っているからこそ、次は「外貨を稼ぐ」フェーズへ。釣りやスポーツイベントなど「江差らしさ」を外向けにデザインしていく実験場になるはずです。関わっていてワクワクしてます。
【北海道ニュース】ホテルにあえて休館日 道内、働き方改善・人材不足解消へ 丸駒温泉旅館 稼働率向上、接客にも磨き
【要約】
・休館日設定: 多くのホテルや旅館が平日に休館日を設け、従業員の休日確保や館内整備に活用しています。
・稼働率向上: 休館日を設けることで、繁忙期における客室稼働率の向上を図り、丁寧な接客を実現しています。
・収益確保: リピーター獲得や高付加価値化に注力し、宿泊料金を引き上げることで収益を確保しています。
【コメント】
接客の質を守るための“あえて休む”選択。観光地だけでなく、チェーン業態や飲食にもこの流れは波及しそう。背景にあるのは人手不足だけでなく、従業員エンゲージメント→顧客体験向上→単価向上の好循環を生む“人を育てる設計”への転換意識なのでしょう。
【北海道ニュース】北海道内景況感、13期ぶり悪化 日銀6月短観 コスト上昇で収益圧迫
【要約】
・業況判断指数: 企業の景況感を示すDIはプラス18で、3月から2ポイント悪化。建設関連やサービス業は堅調ですが、原材料費の上昇が影響。
・先行き予測: 3カ月後のDIはプラス13と予測され、依然として警戒感が漂っています。特に製造業は水産物の不漁などで厳しい状況。
・雇用状況: 雇用人員判断DIはマイナス45と低水準が続いていますが、中途や外国人採用が進み、全産業で1ポイント改善しました。価格転嫁も進展しています。
【コメント】
数値の印象以上に、製造業とサービス業で明暗が分かれる“K字型”が鮮明に。製造は原価高・人手不足・不漁の三重苦。一方観光は堅調。
【北海道ニュース】千歳市、中心部の容積率緩和へ ラピダス進出でオフィス需要高く 25年度中に変更
【要約】
・容積率緩和: 現行の300%から400%への緩和を検討中。これにより、より多くのオフィススペースを提供することが可能になります。
・オフィス需要: ラピダスの進出により、ビルやマンション、ホテルの建設が相次いでおり、オフィス不足が解消されることが期待されています。
・都市計画: 千歳市は「定住未来戦略パッケージ」を策定中で、容積率の緩和を含む具体策を進めています。市民への意見募集も行う予定です。
【コメント】
“空港×半導体”のダブルハブ構想に基づき、容積率300→400%へ緩和。住宅・オフィス不足に対応しつつ、歩車分離・緑地確保・多文化共生などの都市設計もセットで考えるべき。“狭くて不便な千歳”にならぬよう、定住戦略の質が問われます。
【北海道ニュース】札幌丘珠空港の駐車場拡張 国交省 混雑緩和へ50台分、26年度利用開始
【要約】
・拡張計画: 現在の367台から50台程度増加予定。特殊車両用の車庫を撤去し、20~30台分のスペースを確保します。
・緑地帯利用: 出入り口側の緑地帯も駐車場に転用予定。予算獲得次第、工事を行い、さらに30台分のスペースを追加する見込みです。
・混雑対策: 札幌市は空港から2.7キロ離れた市有地に無料の臨時駐車場を設置し、利用期間は7月15日~10月15日の予定です。
【コメント】
367台→+50台は“焼け石に水”に見えますが、小型ジェットの通年就航を控え、今後さらに需要が高まります。駐車場拡張だけでなく、札幌中心部からのアクセス改善や公共交通との連携強化がセットで必要です。
【北海道ニュース】帯広中心部、にぎわい創出目指し 「藤丸パーク」報道公開 6日開業、地産品やブランドも
【要約】
・飲食テナント: カレーショップやそば店、トルコ料理のケバブなど、地元食材を使用したメニューを提供する店舗が出店します。
・施設概要: 藤丸パークは約3300平方メートルの敷地にトレーラーハウスを使った5店舗を設置。冬季は休業し、営業時間は午前11時から午後7時までです。
・イベント開催: 中央広場では週末にビアガーデンやマルシェなどのイベントが行われ、地域の人々が集まる場所としての役割を果たします。
【コメント】
本丸の建て替えは時間もお金もかかる中で仮設だからこそできる“軽やかな賑わい設計”をしていくのはとても良い戦略です。実験→学習→再設計のサイクルを市民と一緒にやっていければ、新しい地方都市再生のプロトタイプになりそうです。
【北海道ニュース】グラフィックHD、パートナーに
【要約】
・パートナーシップ:グラフィックHDはコンサドーレの10社目のオフィシャルトップパートナーとして、スポンサーシップを開始。
・目標:コンサドーレの石水社長は「J1昇格に向けてグラフィックHDと共に歩んでいきたい」とコメント。
・連携内容:両者は札幌ドーム内での飲食サービスなどで協力し、さらなる発展を目指します。
【コメント】
コンサドーレのトップパートナーとしてグラフィックHDが参画。これを機に社名・ロゴ刷新までしたと聞いてその気合いを感じました。サポーターからの反応も凄くて上手く企業ブランディングにも活かされてますね。そしてグラフィックさんの初めての冠試合では劇的な逆転勝利で後半戦に向けて勢いを感じてます。
【北海道ニュース】「中堅企業」5年間支援 政府 北海道から最大数十社 持続的な成長を後押し
【要約】
・中堅企業支援:政府は従業員2千人以下の中堅企業を重点支援し、持続的な成長を5年間後押しします。
・官民連携:金融機関や経済団体と協力し、道内の中堅企業を選定し、ニーズに応じた支援策を提供します。
・成長ビジョン:労働生産性向上やM&A促進を目指す「中堅企業成長ビジョン」を策定し、全国で千社から1500社程度をサポート予定です。
【コメント】
中小優遇一辺倒だった補助・税制をスケール段階に合わせて差別化するのは大賛成。道内200社がターゲットとの事。地域軸×輸出軸×DX軸でガイドラインを引き、ただの大型補助で終わらせない仕組みを注視します。
【全国ニュース】政府、中国への輸出「回復する」 日本産の水産物輸入再開
【要約】
・輸入再開: 中国政府は、日本産水産物の輸入を再開し、特にナマコなどの需要が高いとしています。
・経済影響: 輸出再開には約2カ月かかると予想され、国内の水産物価格が高騰する可能性があります。
・政府の対応: 日本政府は、福島第1原発事故後の輸入規制撤廃を中国側に求めており、他国への要請も行う方針です。
【コメント】
ホタテ・ナマコなどの輸入が一部再開の兆し。とはいえ全量解禁までは時間がかかる見通し。道内の水産業がこの機を“脱・中国依存”の契機と捉え、北米・ASEAN・中東向けの輸出多角化、6次産業化比率の引き上げ、冷凍・備蓄体制の再構築に踏み出せるかが次の論点ですね。
今週は以上です!
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👇富山浩樹のプロフィールはこちら
https://note.com/tomiyama_hiroki/n/n12dbe768b946
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