- TOP
- 『ニセコ町長に34歳田中氏 道内最年少首長 現町政の基本精神継承掲げる』ほか【ピックアップTommy9月15日号】

『ニセコ町長に34歳田中氏 道内最年少首長 現町政の基本精神継承掲げる』ほか【ピックアップTommy9月15日号】
えぞ財団
2025年9月15日
こんにちは!えぞ財団発起人の富山です。 先週の札幌は「NoMaps」にスタートした「オータムフェスト」などイベント目白押しでした。街への人手もすごかったですね。朝夕も涼しくなってきましたね。秋の需要の盛り上がりに期待したいです。 それではどうぞ!
目次
- 【北海道ニュース】新千歳空港駐車場 約3倍に値上げ 24時間で最大4500円 10月10日から
- 【北海道ニュース】旭川空港の駐車場拡張 HAP、11月 2割増の1448台に
- 【北海道ニュース】ニセコ町長に34歳田中氏 道内最年少首長 現町政の基本精神継承掲げる
- 【北海道ニュース】旭川市長選 今津氏再選、新アリーナ建設に支持 安定市政求める
- 【北海道ニュース】十勝の全市町村にバスケコートを レバンガと帯広の企業協定
- 【北海道ニュース】道内、IR誘致機運が再燃 勉強会や意向調査続々 議会の支持 焦点に
- 【北海道ニュース】鶴居村、タンチョウ景観保護へ民有地購入 釧路でメガソーラー建設、大阪の業者が一時計画
- 【北海道ニュース】ニッカ、余市蒸溜所に70億円投資 貯蔵施設増設、長期熟成品の供給強化 34年に売上高1000億円目標
- 【北海道ニュース】「フービーフェス」、サンセバスチャン国際映画祭と覚書締結へ 札幌市長がスペイン訪問
【北海道ニュース】新千歳空港駐車場 約3倍に値上げ 24時間で最大4500円 10月10日から
【要約】
- ・値上げの概要
北海道エアポートは10月10日から新千歳空港のA・B・C駐車場の料金を約3倍に引き上げる。混雑緩和と公共交通機関の利用促進が狙いで、24時間最大料金はA・B駐車場で3500~4500円、C駐車場で2500~3000円となる。 - ・混雑対策と収容拡大
A・B駐車場は土日や連休で満車が多く、新料金の収益を活用して立体駐車場を整備し、将来的に5千台以上の収容を目指す。また年内にはターミナル北側に「D駐車場」(約千台)を新設し、混雑時は無料利用できるようにする計画。 - ・利用者向け割引
空港内で3千円以上の買い物や映画館・温泉利用者にはA・B駐車場の無料時間を最大8時間に延長。C駐車場では最大4千円の割引を設けるなど、テナント利用者への優遇策も導入する。
【コメント】
こちら丁度、先週に沖縄と北海道を結ぶ「どさんこしまんちゅプロジェクト」のイベントを行っており、HAP社長の山崎さんにご講演をいただいていました。今回の大幅値上げでSNSでは賛否が飛び交いましたが、それも覚悟の上での決断との事で、2倍との現場の提案を跳ね除けて3倍にしたそうです。これは非常に合理的な理由になっており2倍だと公共料金の往復よりも安くなる場合もあり行動変容に繋がりづらいという事と、せっかくコロナ前には飛行機に乗らないお客さんが空港内消費をしてくれていたのに、車が停めれない事でコロナ後は激減していたとの背景がありました。現在空港駐車場は365日中120日以上が満車との事で多くを企業研修旅行などで長期駐車している人が占拠しているというのもあるそうです。しかも駐車場は近くのABCだけでなく周辺にもあるのでそちらをもっと稼働させればいい。これにより両方の利便性も高まり、収益向上も見込めるという算段です。山崎さんは北海道を含めて元々日本中の空港を民営化してきた立役者。これからも大胆な意思決定をしていきそうで楽しみです。
👇アトツギイベントとコラボで行われたどさんちゅプロジェクトイベント。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1210578/
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1210578/
【北海道ニュース】旭川空港の駐車場拡張 HAP、11月 2割増の1448台に
【要約】
- ・拡張の概要
北海道エアポート(HAP)は旭川空港の駐車場を拡張し、現在より約2割増の1448台にする。拡張区画は貨物ターミナル前で工事が進められており、11月1日から利用開始予定。 - ・背景と目的
航空需要の増加で混雑するケースが増えており、利用者の利便性向上と空港機能強化を図る。 - ・利用者サービス
10月から駐車料金割引を拡充。最初の1時間は無料に加え、空港内で税込3000円以上の買い物や飲食をすると、さらに1時間無料が適用される。
【コメント】
旭川空港も駐車場拡充。最初の1時間無料+買い物でさらに1時間無料と、こちらも空港内消費を促進する狙いですね。
【北海道ニュース】ニセコ町長に34歳田中氏 道内最年少首長 現町政の基本精神継承掲げる
- ・ニセコ町長選の結果
9月14日の投開票で、無所属新人の会社経営者・田中健人氏(34)が初当選を果たした。10月9日の就任時点で道内最年少の首長となる。対立候補は福田恵一氏(57)、前原孝植氏(45)、岸伸一氏(45)だった。投票率は68.41%で、2009年から20ポイント低下した。 - ・田中氏の主張と支持基盤
田中氏は「町民との対話によるまちづくり」を掲げ、現町政の基本精神を継承する姿勢を示した。農業、商工関係者、役場OBなどから幅広い支持を得て、名前を浸透させた。 - ・他候補の訴え
前原氏は水源地訴訟対応を批判し町政刷新を訴えた。福田氏は外国人との共生、岸氏は北海道新幹線並行在来線の廃止阻止を主張したが、支持拡大には至らなかった。
【コメント】
経営者仲間でもある田中健人さんが有権者の半数以上という堂々の得票数で当選しました。民間経営者出身で道内最年少首長の誕生です。彼は4、5年前より官民連携のまちづくり会社「株式会社ニセコまち」を立ち上げて実際に事業として町への投資を呼び込んでいます。ニセコエリアはその町の規模の桁を出て今や世界から注目される場所になりました。彼の行動力に大いに期待したいです。
【北海道ニュース】旭川市長選 今津氏再選、新アリーナ建設に支持 安定市政求める
【要約】
- ・選挙結果と評価
旭川市長選で現職の今津寛介氏が再選した。1期目で「目立った失政がない」と評価され、自民・公明の支援を受けつつ無党派層からも支持を集めた。市民の安定志向が再選を後押しした。 - ・新アリーナ建設計画
市総合体育館の建て替えをめぐる新アリーナ計画が争点となった。今津氏は「民間主導で市の負担はない」と強調し、経済活性化の起爆剤になると訴えた。反対候補は過大投資と批判したが支持は広がらなかった。 - ・対立候補の動き
前市議の野村パターソン和孝氏は無所属を訴え、共産党旭川地区委員長の石田尚利氏は共産系団体の支援を受けた。しかし旧民主党勢力が独自候補を立てず自主投票に回ったこともあり、市政刷新への大きな流れは生まれなかった。
【コメント】
「安定市政」への市民の期待が再選に結びつきました。新アリーナは完全民設民営なので、過大投資の批判は当たりませんね。北海道第二の都市であり、大雪エリアの観光も盛り上がっているフェーズなので守りと攻めの両方を期待したいですね。
【北海道ニュース】十勝の全市町村にバスケコートを レバンガと帯広の企業協定
【要約】
- ・協定の概要
プロバスケットボールB1のレバンガ北海道と帯広のベンチャー企業「そら」が協定を結び、十勝管内19市町村すべてにバスケットボールコートを設置する方針を発表した。 - ・設置計画と資金調達
レバンガは全道での普及を進めており、十勝ではクラウドファンディングや地元企業の協賛を通じて資金を確保。1年以内に3人制バスケ用のハーフコートを整備する計画。 - ・地域活性化と期待
「そら」は帯広の百貨店藤丸の再建支援など地域振興に取り組んできた企業で、今回の連携も十勝の活性化が狙い。締結式では、レバンガは若者の環境整備を強調し、そら側も地域貢献に感謝を表明した。
【コメント】
帯広の藤丸再建など地域貢献を続ける企業「そら」の取り組みが広がりを見せています。こちら実は私から「そら」代表の米田さんにレバンガ小川さんをご紹介したのですが、それから2ヶ月ほどで今回の話になっているのでさすが二人とも早いです。
【北海道ニュース】道内、IR誘致機運が再燃 勉強会や意向調査続々 議会の支持 焦点に
【要約】
- ・誘致機運の再燃
北海道内でカジノを含むIR(統合型リゾート)誘致の動きが活発化している。道経連が勉強会や説明活動を展開し、道も全市町村に意向調査を実施。苫小牧市と函館市が「関心あり」と回答した一方、過半数の自治体は「関心・期待なし」としている。 - ・知事と議会の動向
鈴木直道知事はIRの経済効果を認めつつも、依存症対策や環境配慮の課題を指摘。明確な立場は示していない。道議会では自民会派を中心に検討組織「IR調査会」が発足したが、議会の支持を得られるかが焦点となっている。 - ・課題と展望
過去に苫小牧市での誘致は環境配慮の時間不足を理由に見送られた。国は大阪に続き最大3カ所でのIR設置を計画しているが、北海道が候補地となるには知事が立場を表明し、道民の懸念を解消しつつ議会の合意形成を図ることが不可欠とされる。
【コメント】
国が最大3カ所を想定している中で、北海道が候補地入りするには知事と議会の明確な意思形成が不可欠。政治判断が注目されます。
【北海道ニュース】鶴居村、タンチョウ景観保護へ民有地購入 釧路でメガソーラー建設、大阪の業者が一時計画
【要約】
- ・土地購入の方針
鶴居村は、国の特別天然記念物タンチョウの飛来地・音羽橋周辺の景観を守るため、民有地約7.5ヘクタールを購入する方針を固めた。既存の景観条例では法的拘束力が弱いため、村が直接保全に乗り出す。 - ・メガソーラー計画の経緯
大阪市の日本エコロジーが今年1月、当該区域で太陽光発電所建設を計画したが、村の懸念を受け2月に見送りを通知。今後再浮上する可能性もあり、観光への影響を懸念する声が住民から上がっていた。 - ・地域の反応と背景
音羽橋は世界的に知られるタンチョウ撮影スポットであり、観光協会は「村の購入は英断」と評価。日本エコロジーは釧路市北斗で無許可伐採によるメガソーラー建設でも道から工事中止勧告を受けており、開発姿勢に不安が広がっている。
【コメント】
メガソーラー問題の話題が続きますが、本当にコントロールしていくには国の規制整備が進むまではこうやって自治体で保有していくしかないですね。
【北海道ニュース】ニッカ、余市蒸溜所に70億円投資 貯蔵施設増設、長期熟成品の供給強化 34年に売上高1000億円目標
【要約】
- ・投資と設備拡充
ニッカウヰスキーは余市蒸溜所に約70億円を投資し、貯蔵庫や製樽棟、混和棟を新設する。製樽棟は2026年、貯蔵庫と混和棟は2027年に稼働予定で、完成後は貯蔵庫が計29棟となり、全体の貯蔵能力は24年比で1割増加する。 - ・成長戦略と目標
2034年の創業100周年に洋酒事業売上高を24年比1.7倍の1,000億円に拡大する目標を掲げる。さらに2040年以降には2,000億円規模を目指す。高価格帯の長期熟成品を強化し、需要増加に対応する。 - ・市場動向と展開
ハイボール人気で国内需要は拡大中。長期熟成品は供給不足で販売が限定的だったが、設備投資で増産を図る。輸出では24年に台湾再進出、25年に韓国販売を開始し、60以上の国・地域に展開している。日本市場での価値提供を基盤に、海外展開をさらに強化する方針。
【コメント】
70億円の大規模投資は、長期熟成品強化と輸出拡大を見据えた余市ブランドへの本気度を示しています。
【北海道ニュース】「フービーフェス」、サンセバスチャン国際映画祭と覚書締結へ 札幌市長がスペイン訪問
【要約】
- ・覚書締結の概要
10月に札幌市で開催される「北海道フービーフェスティバル」の実行委は、スペインのサンセバスチャン国際映画祭と19日に友好交流の覚書を結ぶ。70年以上の歴史を持つ同映画祭が新しいイベントと協定を結ぶのは異例。 - ・協力内容
覚書により映画作品の相互上映やイベントの魅力向上で協力。さらに両市の強みである食と観光を活かし、食産業振興など経済交流に関する覚書も締結する予定。 - ・イベント情報
フービーフェスは10月10~12日に開催され、映画館での上映や食べ歩きイベントを実施。チケット第2弾は9月13日から道新プレイガイドで販売され、詳細は公式サイトで公開されている。
【コメント】
先日のEZO OPEN SCHOOLで伊藤亜由美さんの講演でもこのフービーフェスティバルの話を熱くされていました。(まだの方ぜひご覧ください!)10年以上も想い続けて今回のサンセバスチャンとの締結につながっていると思うと熱くなりますね。
北海道の食と文化を作っていく素晴らしい取り組みになると感じます。
北海道の食と文化を作っていく素晴らしい取り組みになると感じます。
👇EZO OPEN SCHOOLの様子はこちら
https://member.ezozaidan.com/articles/57
https://member.ezozaidan.com/articles/57
今週は以上です!
気になったニュースはえぞ財団Facebookグループ「団員秘密基地」のスレッドでコメントをお願いします!団員の皆さんでニュースを斬りながら、一緒に行動につなげていきましょう。
👇富山浩樹のプロフィールはこちら
https://note.com/tomiyama_hiroki/n/n12dbe768b946
Video
記事コンテンツ
Membership
地方の経営者による、
地方の経営者のための学び
「松山ローカル大学」はメンバーを募集しています
Price
会員料金
受講生
会員ならではの特典を活用して しっかり学びたい方におすすめ
月額11,000円(税込)
- 会員限定の交流イベントの参加
- 全講座の参加権利(優先案内あり)
- 講座アーカイブ視聴
※懇親会のみ実費
企業パートナー
従業員への教育ツール、情報のキャッチアップにおすすめ
年額660,000※円(税込)
(※請求書一括払い)
月額55,000円(税込)
- ロゴ掲載
- 会員限定の交流イベントの参加
- 全講座の参加権利(2名参加可能)
- 講座アーカイブ視聴(社内利用可)
※懇親会のみ実費
Partner’s Contents
日本各地のパートナーが発信する情報
Video
動画コンテンツ
Article
記事コンテンツ
Category
カテゴリ