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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」㊶株式会社かたわら・佐藤さん~今後のビジョンは「日本をもっと元気に!」「支える個性を持つ人たちの成長とつながれる場を!」~
えぞ財団
2024年3月24日
佐藤彰悟:1977年札幌市生まれ。札幌学院大学を卒業後、大手アミューズメント会社、ITベンチャー、ブライダル企業にてマーケティングや人事、社長秘書などを経てプレイヤー兼ゼネラリストを経験。2019年より個人屋号「かたわら」(組織作りプランナー)として開業し2022年株式会社かたわらとして法人化。現在はサツドラHD(北海道)、JobRainbow(東京)、ジョイゾー(東京)などの人事顧問を務める。趣味は、ゲームと食べ飲み歩き。
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「自分の生きた証を作る」尊敬する父の言葉。著書”No.2じゃダメですか?”に至る壮絶な人生
札幌市に生まれた佐藤さんは、小さなときからどちらかというと内向的な少年でした。「現在でも尊敬する人は父」と話す佐藤さん。佐藤さんの父親は、道内王手ゼネコンのたたき上げで、札幌駅のホームや北海道百年記念塔の現場監督などを務め、とても社交性が高く、常に荒廃や部下に慕われる男性だったと話します。「少し破天荒で、やりたいと思ったことは絶対にやるタイプ。70歳を超えた今でもITだったりアイフォンに興味をもって積極的に使いこなそうとするタイプです。子どもの頃の思い出で鮮明に残っているのは、父親が現場監督を務めていた札幌駅のホームに見学に連れて行ってもらって『デカいものをつくっていて凄いな』と感じました。小学校の時には父は単身赴任で東京などに赴いていましたが必ず月に一回は札幌に帰ってきてくれていて、家で晩酌をした際『なぜこの仕事をしているかというと自分の生きている証を作っているんだ』と父親が言ったことがとても印象深かったです」と話してくれました。佐藤さんはその一言がとても大きく、佐藤さんの父が”モノ作り”によって証を作り出すように、音楽やゲームなどをクリエイティブすることへのリスペクトは大きく残っているといいます。
現在、株式会社かたわらの代表として、北は北海道から南は九州まで民間企業10社・地方自治体5市町村の組織創りをプランニング・支援し、えぞ財団の事務局長を務める佐藤さんは、学生時代の壮絶ないじめ、衝撃的な社会人経験、転職、独立を経て、現在に至りました。
壮絶ないじめに遭った小中学校。高校進学が転機となり、青春を謳歌
小学校の時は地下鉄の運転士、中学時代はアナウンサーを夢見ていましたが、小中学校では壮絶ないじめに遭いました。いじめっ子グループに校舎裏に呼び出されボコボコにされたり、合唱コンクールでみんながやりたくない指揮者を強制的にやらされたり、学校に行きたくない日々でしたが「学校に行かなければ親が悲しむかな」というのと家庭が暖かかったのもあり不登校にはなりませんでしたが、とにかく最悪な9年間だったと話します。高校はいじめっ子グループと距離を置くためにあえてランクを落とした高校に行き、人生初のアルバイトや音楽にのめりこみました。いじめもなく当時の夢はロックスターになることと話すほどで、ダンス甲子園が流行っていたこともあり夜中に公園でダンスの練習をしている友達を応援しに行ったり、先輩のバンドでヴォーカルをやったりと中学校まではうって変わって「本当に楽しい高校時代でした。青春してたなと今振り返っても思います」と笑顔で話してくれました。
”学祭とモテたいとバイト”がキーワードの大学生活から、パンチパーマ副店長に”壁ドン”される怒涛の社会人生活へ
大学時代は学生自治会(生徒会)で活動して、学生運動をやりつつ、学祭に企画を持ち込んだり、バイトを掛け持ちしまくり(TSUTAYA&札幌競馬場警備員&日雇い)の日々で、その結果1年留年してしまい親には怒られたという佐藤さん。とにかく大学時代は”学祭とモテたいとバイト”がキーワードだった大学時代を経て、就職活動を迎えます。「音楽が好きだったのでとにかく音楽関係に就職したかった」と採用試験を受けますがすべて落ちてしまい、心が折れてしまいましたが、合同説明会くらい行ってみようと思い最後の最後に誰もいない大手アミューズメント会社のブースに行き、採用担当者と話をしているうちに仲良くなり、社長講演も聞いたうえで、合格、入社が決まりました。出勤初日にはパンチパーマの副店長にリアル壁ドンされ「今すぐ自分に絶対服従をするか、今ここで殴られるかどっちがいい?」と聞かれましたが佐藤さんは「みんなと仲良くしたいんすけどダメですか?」と話したところ気に入れられました。結果的にはこの会社に13年間いて、入社1年後には本社に呼んでもらい、念願の広告・宣伝・マーケティングなどの1人担当になり、会社の成長もあり、部下もできチームになり、評価されて、現在佐藤さんが代表を務める”株式会社かたわらの本業と言える人事”につながる採用担当も兼任となりゼネラリストにまで上り詰めました。
2度の転職から”天職”を見つける。複業で就活生のキャリア支援サークル”就カフェ”プロジェクトを立ち上げ大成功
そこからさらなるステップアップを狙うためにITベンチャー企業に転職します。人事を極めようと、850人の大企業から20人のベンチャーへ転職しましたが、結果、人事とダイレクトマーケティング(通信販売)、プロモーションと結果、ここでも前職と同じように”何でも屋”になってしまいました。「このころは地方で、催事の嵐で、結婚もして新婚ほやほやでしたが結婚式さえ挙げられていませんでした。妻にも、さすがに予定外の出張が多すぎると言われたタイミングで、結婚式を予定していたブライダル企業が地方創生を掲げる企業だったのです。結婚式の2日後には直接電話をして、採用が決まり、2度目の転職をしました」
ブライダル企業では、広告やマーケティングを担当し、専門誌に出す情報の精さや出稿、紙面づくりの日々でした。この当時の上長が超マイクロマネジメントですべての物事に関して上長の正解通りに動かなければというような精神状態に陥ってしまい、うつ病になってしまいます。辞表を提出しようと思いましたが、隣の部署の人事部長が佐藤さんを引き抜いてくれたのがきっかけで今の佐藤さんへの道が拓けます。「マーケティングも人事もやりたいなという社会人生活を歩んできましたが、この人事で”天職”と思うほど成果も出せましたし、楽しかったです。この会社では複業ブームが来る前から複業がOKだったこともあり、就活生のキャリア支援サークル”就カフェ”プロジェクトを立ち上げ、無償で北海道の学生の就職支援を5年間行いました」
このプロジェクトは、現役の企業人事がすべての手の内を明かしつつ、無償で就活支援することが珍しいこともあり、メディアに取り上げられたこともきっかけになり、厚真町と大学生のインターンシッププロジェクトが始まりました。大学生が厚真に行ってフィールドワークを行い、大学生がリアルで感じたことを役場幹部にプレゼンするという企画をコーディネートし、大成功し、さらにそれもメディアに取り上げられ、いろいろな自治体に派生しました。
えぞ財団参画へ「旗振り役の隣にいることで実力発揮できる」個人事業主”かたわら”誕生
ブライダル企業の人事担当は社員として続けつつ、副業も精力的に送り、多忙ながらも充実してる日々を送る中で、副業の屋号があったほうがいいかなと佐藤さんは考え、2019年に個人事業主”かたわら”として開業しました。その中で、同い年で元々親交があったサツドラホールディングス株式会社の富山浩樹代表取締役兼CEOが、2020年にえぞ財団を立ち上げるということで、佐藤さんも立ち上げメンバーとして参画し、後に事務局長に就きます。
「これまではあまり自分の強みがわかっていなかったんですが、0→1タイプの理事や中心メンバーが多いえぞ財団の中で、この人たちのアイディアや発想を具体化していくことでとても評価されることによって『僕自身が主役にならなくても旗振り役の隣にいることで能力を発揮できる』と気が付いたのです」と語ります。えぞ財団でも多くの企画やイベントを縁の下の力持ち的に成功させることが出来ています。その後、サツドラホールディングスの社外HRパートナー・北海道北斗市の人材育成アドバイザーなど、民間企業の人事顧問・地方自治体の研修コーディネーター業務が徐々に増え、「越境する人事」として活動エリアを全国へと拡大。2022年12月には、現在に至る株式会社かたわらとして法人化させました。
今の自分へと繋がったマイルール「毎年新しいこと1つ以上に取り組み、昨年の自分を超え続ける」
佐藤さんが20代の頃にお世話になった恩師との約束として”毎年新しいこと1つ以上取り組み、昨年の自分を超え続ける”ことを20年以上守り続けています。以下は佐藤さんが挑戦し続けてきた証です。「就活支援サークル・自治体との連携プロジェクト・ゲーム実況・YouTube配信・ラジオ配信・オンラインサロン・副業/個人事業立ち上げ・法人化など。そして昨年進めていたのが初めての著書”No.2じゃダメですか?”の出版プロジェクトです。著書執筆のきっかけは『何者かにならなければならない』いう世の中の空気感に苦しんでいる学生や若手社会人の人たちとの出会いでした。組織創りの仕事をしていく中でも、悩んでいるクライアントには”No.2ポジションがいないという共通の課題”に直面してきました。そこから”支える個性”を持つ人の価値がもっと高まり、誇れる社会になるようにという想いを込め、”ひとりで勝つ”のではなく”みんなで勝つ”、周囲の人と自分を幸せにする意識と行動の秘訣を1冊にまとめました」と語ってくれました。
約1年間の執筆期間を経て、事前予約を兼ねたクラウドファンディングでは支援者227名・259%で達成、2024年1月29日に出版となりました。「えぞ財団をはじめ、顧問先など関わってくれている方々の応援で達成できたことから、あらためてコミュニティのパワーを実感しました」
今後のビジョンは「日本をもっと元気に!」「支える個性を持つ人たちの成長とつながれる場を!」
佐藤さんは今後の目標やビジョンについて以下のように話してくれました。「日本をもっと元気にしたいです。その為には東京以外の各地が元気にならなければ、日本全体も盛り上がらない。そして今後も組織創りの視点から各地の中小企業と自治体を支援し、活発な組織を増やすことで日本全体への波及効果につなげたいです。もう一つはNo.2のように”支える個性”を持つ人たちに向けての学べる場、スクールのようなものを立ち上げたいと思っている。社会は互いの仕事による支え合いで成り立っていて、みんなが起業やインフルエンサーなど”何者”かになろうとしたら社会が回らなくなってしまう。世の中の仕組みが成り立っているのは”支える”個性を発揮するたくさんの方々のおかげ。こうした”支える個性”を持つ人たちがより成長でき、繋がれる場をいずれつくりたい」と話してくれました。
株式会社かたわら 完全オーダーメイドの組織創りプランナー
https://katawara.jp/?fbclid=IwAR3r9KM53JQ6aoEC5qWKz6MeYTX-DjXTaD_axP6ZQk2YRwBkeS0cbbEZPms
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